200円でつくる簡易バランス計の製作

 200円程度の予算でバランス計が作れないかと考え、作ってみました(笑)
まずは結果からご報告しておきます。

失敗でした・・・ _| ̄|○

製作前はもっと良い精度が期待できると思っていたのですが、±2ポイント程度の誤差がどうしても出てしまいます。
(追記)14インチ位置の決め方が精度に影響します。従いまして、位置を統一すれば、±0.5ポイントの精度で測定できます。この点はは市販のバランス計でも事情は同じで、異なる計測器での値のバラツキの要因にもなっています。詳しい事は回を改めてご紹介したいと思っています。

2000円ほどの予算であれば、もう少しマシなバランス計が作れそうですが、今回はあまりにもチープな予算にした為、実用にはなりそうにありません。
本当は、ご自分でクラブ工作をする方が、実際に使用できるレベルのものをご紹介したかったのですが、これは今後の宿題とさせていただきます。

さて、では早速・・・失敗の顛末をご紹介します。

まず、準備したものは下表の通りです。

針金 2mm程度の太さのものを40cm程度
ひも 500g程度の重量を吊り下げても切れない程度の強度が必要です。タコ糸や古紙回収の結束に使うビニール紐の強度があれば十分です。太目の木綿糸でもぎりぎりOKかと思います。
牛乳パック 空の牛乳パック
ペットボトル 500mlのペットボトルの空き容器
テープ セロハンテープまたは紙テープ 
工具 ペンチ、はさみ、きり、スケールまた巻尺 など
重量計 重量を計れるものが必要です。デジタルの家庭用キッチンメーターであれば申し分ありません。
コップとストロー 水をいれたコップとストロー。スポイトがあればベスト

(注)今回は「200円で作る・・・」というテーマですが、重量計と工具は予算には入っていません(汗)。ご了承くださいませ(汗)

作り方

1.針金を切断します。7cm程度 1本 20〜25cmを1本。
 まず、短いほうの針金でおもり用のフックを作ります。
 長いほうの針金ではクラブを乗せるフックを作ります。形状はそれぞれ写真を参照ください。



2.牛乳パックを切断します。ペットボトルが倒れない程度(約5cm)の深さを残した下部を利用します。
 各辺の中央に穴を開けます。この穴に紐を取り付けて、写真のようにバスケット状にします。この中にペットボトルを入れます。上端には吊り下げ用のフックを取り付けます。
完成したものがバランスを取る際のおもりになります。



3.先ほど作ったフックをテープルなどに置き、テープで動かないように固定します。このフックの下部の曲げた部分にクラブを乗せて14インチの支点にします。



4.クラブのグリップエンドから14インチの位置に目印の線を書きます。シャフトの汚れや傷が心配な場合は、用意したテープを巻いてからその上に書きます。
(追記)グリップエンドと書きましたが、グリップのエッジからの方が市販のバランス計の計測値に近くなります。おおよそ±0.5ポイントの誤差に収まることを確認しています。


5.ペットボトルに水を入れて重さを調整します。さきほどのバスケットと合わせた重量を測定してください。
重さは、ご使用中のクラブが男性用であれば 420g 程度、女性用であれば 350g 程度の重量になるように、水の量はおおまかに調整してください。

6.水の入ったバスケットをグリップエンドの穴に、フックを利用して取り付けます。
 この時、バスケットを落としてしまうと床や畳が水浸しになるので、ご注意ください。



7.クラブに付けた14インチの目印をテーブルに固定したフックの上に乗せます。この時、シャフトがどちらかに大きく傾くようならば水の量を調整します。わずかにヘッド側が重くなる程度が目安です。



8.ストローやスポイトを使い徐々におもりの重量を増やしていきます。シャフトが水平になった所で、測定終了となります。(写真はまだ水平になっていません。あと0.5cc程度追加が必要です)



9.バスケットを取り外して重量を測定します。重量をバランス換算表に入力すると、エクセルが計算してくれますので、その値をメモします。
以上の手順を何度か繰り返し、平均値を取ると精度がよくなると思います。

バランス換算表(エクセルまたはOpenOffice)はこちらです。

以上、精度の点から申し上げれば失敗作になってしまいました。測定値がバラつく一番の原因は14インチの位置の測り方でした。14インチの支点をグリップエンド中央からにするのか、グリップのエッジからにするのかの違いで、測定値がかなり変わってきます。(2ポイントほど)
予め、バランス計で測定した値が解らないクラブの場合、この測定結果をそのクラブのバランスとするのは信頼性の上からは、少々厳しいと思います。

今回の試みは失敗してしまいました。とはいえ、バランスの概念はご理解いただけたと思います。

次回は、もう一つのスイングバランスである 12インチバランスについてご紹介します。
2008-7-20